陶器のはなし

2023-10-31

陶器にふれる

やきものと呼ばれるうつわは大きく「陶器」と「磁器」に分けられます。
陶器と磁器は性質や風合いに違いがあり、それぞれに魅力を持っています。

●陶器・磁器・半磁器


陶器とは、陶土(粘土)を原料とした、いわゆる「土もの」と呼ばれるうつわです。磁器よりも強度が低くとても繊細ですが、土の種類や釉薬のかかり方によって一つひとつ違いがあり、土ものならではのざらりとした質感は穏やかな印象を醸し出しています。土の密度が低く水分を吸収しやすいため、扱う際は特にカビやにおいうつりへの配慮が必要です。

それでは、磁器とはどんなうつわでしょう。磁器は「陶石」と呼ばれる白くて硬い石を砕いたものを原料とした、いわゆる「石もの」です。細かな粒子の生地を高温で焼き上げるため、つるりとした手触りが特徴です。また、吸水性が低くにおいうつりや色うつりなどもあまりないので、陶器よりも扱いやすのも特徴のひとつと言えるでしょう。電子レンジや食器洗浄機で使えるものも多くあります。
※金をあしらった器などは、電子レンジや食器洗浄機の使用はお控えください。

また、半磁器という焼き物もあります。半磁器とは陶器と磁器の良いところをミックスした器のこと。陶器らしいざらりとした柔らかな風合いと、磁器らしい強度の両方を持っています。オーブンや電子レンジで使えるものも多くあり、とても扱いやすいため、生活の中に気軽に取り入れられるのも魅力です。

●陶器を迎えたらまずやるひと手間


美しい状態を長く保つために、陶器を購入したらまずやっていただきたいのが「目止め」です。吸水性がある陶器は、使っていると水が染み出してきたり、汚れが染みついてしまうことがあります。これを防ぐのが「目止め」です。
※陶器の種類によっては目止めをすることで逆ににおいがついてしまう器もあるため、うつわの取扱説明書に従うようにしましょう。

【目止めの手順】
①器が入る大きさの鍋に米のとぎ汁(なければ小麦粉を溶かした水)を入れて火にかける。
②沸騰したら火を止めて、そのまま半日~1日かけて冷ます。
③冷めたら器を取り出し、丁寧に洗ってぬめりを落とす。
④よく乾かす。

●うつわを育てる


小さなヒビ(貫入)が入ったり食品の色がうつったり、どんな器でも使っていくうちに必ず風合いが変化していきます。
これらの変化はマイナスに捉えられがちですが、実はとても素敵なことだと思います。お茶を淹れる。ご飯をよそう。毎日使う中で茶渋が付いたり、持ち手やフチが欠けてしまったりすることもあるでしょう。そうやって日々大切に使い込み、徐々に変化していく過程で、そのうつわはあなただけの特別なうつわに育っていきます。ぜひ器という”いきもの”を育ててみてくださいね。
それでも変化が気になる方は、使う前にさっと水に浸してから使うようにしましょう。水に漬けることでにおいや汚れがつきにくくなり、買った時の風合いを長く保てますよ。

※貫入陶器の使い方参照https://aoicafe.com/wp/about_vessel/about_vessel-00038/

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